高速道路の走行時に多い飛び石!フロントガラスに向かって小石が飛んできた経験がある方は多いのではないでしょうか?
「バチッ!!」という大きな音と同時に、フロントガラスに傷やヒビが・・・
飛び石などによる傷はほとんどの場合、リペアで修復することができます。
上記画像の通り一般的にフロントガラスに使用される「合わせガラス」とは内側と外側のガラスを中間膜で挟み込んだ2重構造となっています。
飛び石などで、フロントガラスに傷がついてしまった場合も、ほとんどが車外側(外側)の板ガラスのみ傷がついています。
つまり、飛び石などではフロントガラスが粉々に割れてしまうことはほとんどありません。
しかし、ヒビや傷を放置してしまうと、そこからヒビが伸びてしまいフロントガラス自体を新品と交換しなくてはならなくなってしまいます。
そうなる前に、飛び石を受けた場合はすぐにフロントガラスのリペアをオススメします。
ウインドウリペアとはモノが当たって傷ついてしまった破損部分に特殊な樹脂を圧入し硬化させることによって、傷からヒビの進行を抑え、なおかつ目立たなくする補修方法となります。
飛び石で付いてしまったフロントガラスの傷やヒビはたとえ小さくても放置すると運転中の風圧や振動、温度差で広がってしまう事があります。
例えば・・・
真夏の暑い日に洗車をしようと水をかけた瞬間に傷が伸びた
→窓ガラスと水の温度差で一気にヒビが伸びます。
運転中にフロントガラスが曇ってきたので、曇り止めのデフロスターを付けたら傷が伸びた
→外の気温と車内の温度差で一気にヒビが伸びます。
ドアを勢いよく閉めたことでヒビが伸びた
→ドアを閉めたことでガラスに圧力がかかりその勢いでヒビが伸びた。
などなど、ほんのささいな事が原因でヒビは伸びてしまいます。
また、傷やヒビが出来てからすぐのリペアでしたら比較的キレイに修復することができますが、傷ができてから時間がたってしまうと、その傷に水やほこり、ゴミなどが浸入しリペアの際、その不純物が樹脂の通り道を邪魔してしまい、樹脂がきれいに浸透しない可能性があります。
リペアがオススメできない事例
◆500円玉より大きい損傷
→現状よりは目立たなくなりますが、補修後にまたヒビが延びる可能性が高く、リペア本来の効果がありません。
◆上、左右の端から10cm以内
→走行中の車体の振動がフロントガラスに伝わりやすく、リペア後、ヒビが伸びる可能性が高いです。
◆デフロスターの上部(下端から30cm程度)
→フロントガラスで一番、車内と車外の温度差がある場所です。リペア後、温度差によりヒビが伸びる可能性が高いです。
◆作業時に濡れている場合
→傷・ヒビに水分が入っていると、リペアの効果がない場合がございます。
◆特殊加工(熱反射)されているガラスまたは、ボカシ部分
→透明の樹脂を使いますので、リペア後、衝撃点、エアー痕がうっすらと見えてしまいます。
◆撥水加工をしているガラスはおすすめしません。
→良い仕上がりにならない場合があります。撥水加工は、水分などを撥ね退ける作用がありますが、リペアに使うレジンも撥ね退けてしまいます。
※ただし、リペアがオススメできない事例でご紹介させていただいた部分にある傷・ヒビは、いずれも『補修できない・しない』ということではありません。よくご相談させて頂いた後、お客様のご理解を頂ければ施工を承ります。
リペアができない事例
一度リペアしているものはリペアができません。
ご自身でリペアキットなどで修復後「傷が伸びてきてしまったから、リペアしてくれないか?」というお話をよくいただくのですが、リペアの修復は一発勝負です。同じ箇所への修復は出来ません。
理由としては、傷がすでに埋まっているため樹脂が一切浸透せず、リペアができなくなってしまうからです。
市販のリペアキットなどで修復すると上記画像のように、目立ってしまいます。
これは、傷に対してすでに樹脂が入っていて、中で固まっている状態です。
このような場合は、リペアはできませんので予めご了承ください。
補修痕は必ず残ります。完全には消えません。
フロントガラスリペアでは、補修痕は必ず残ります。
傷やヒビを完全になくす事は不可能ですが、傷やヒビに特殊な樹脂を浸透させ、「傷やヒビを伸びにくくする」「傷やヒビを目立たなくする」事がウィンドウリペアの目的となります。
傷やヒビを完全に消したい場合は、フロントガラス交換をする事をオススメします。
- リペアの施工時間はどれぐらいですか?また、作業終了後すぐに車は乗れますか?
- 傷の状態にもよりますが、おおよそ30分から60分程度で修復が完了いたします。作業完了後、お車はすぐにお使い頂けます。
- どの程度の傷ならリペアで直せるのか分かりません・・・
- 基本的には500円玉で隠れる程度ですが、お問い合わせフォームに画像を添付する項目がありますので、一度、そちらに携帯やスマートフォンで撮影した傷の画像を添付して下さい。その際は傷の部分ができるだけ鮮明に写るように撮影して下さい。今までお客様から頂いた傷の画像は、ほとんどがリペア可能な傷ですのでお気軽にお問い合わせください。
- リペアすると車検は必ず通りますか?
- 今まで作業させていただいた方はほとんどが車検をクリアしています。しかし、車検は検査官の判断となりますので、通らない可能性もございます。予めご了承ください。
- 傷がついてから1ヶ月経ちましたが大丈夫でしょうか?
- 傷の状態にもよりますが、出来るだけ早めのリペアをオススメします。
- ディーラーに傷を見せに行ったら「交換ですね」と言われました・・・
- 当店では作業可能かもしれませんので、お問い合わせフォームより傷の状態を一度見せてください。
- 保険は使えますか?
- 保険をお使いいただく事は可能ですが、保険料の値上がり、免責などを考えても当店のウィンドリペアは10,000円(税抜)のみとなりますので、リペア作業の場合は保険をお使い頂かない方がお客様の負担も少なく済みます。
- 飛び石を飛ばした相手の保険で直せませんか?
- 一般的には、どの車が跳ねたか特定すること、または証明することが難しく、賠償責任を問うことは困難なケースが多いようです。そのためご自身で修理せざるを得ません。
- 作業後に10,000円以上請求されることはありませんか?
- 傷が1ヵ所の場合は一切ありません。傷やヒビのサイズで料金を変えておられる業者様もいらっしゃるようですが、当店でリペア作業が可能と判断させて頂いた作業に関してはサイズに関係なく一律料金10,000円(税抜)ですのでご安心ください。但し、同時に2か所以上の作業の際は2か所目からは8,000円(税抜)が加算されます。