知らなきゃ損する自動車ガラスの基礎知識

ガラス交換や修理の基礎知識コーナー

車のガラスは、めったに割れる事はないのでガラス交換や修理は一般の方ですと、あまり馴染みはないですよね。
自動車ガラスの交換や修理のお見積りをとられた経験がある方は分かると思いますが、どこのお店で直すかによって価格面では全く異なります。
同じ作業、同じ仕上がりなのにお店によっては、価格が数万円、又は数倍違ってくることもあります。
どこで修理・交換しても価格面でも大差はないのが本来の姿だと考えます。
そこで、私たち自動車ガラスのプロの知識や意見、自動車ガラスのカラクリ等をご紹介していきます。

自動車ガラスの交換や修理はどこで出来るの？

自動車ガラスの修理や交換は大きく分けて以下の３箇所で依頼することができます。

さて、それでは【ディーラー】【自動車修理工場】【ガラス専門店】の３つがどう違うのか比較してみます。

ますは、価格での比較です。

上記画像のようにお客様がお支払いする総額が高い順に

ディーラー＞自動車修理工場＞ガラス専門店

となります。

次に作業内容の比較です。

ディーラー、自動車修理工場は自社ではガラス交換はほとんどしない為、作業自体は外注（ガラス専門店）が行います。

つまり、どこでガラス交換をしても作業内容に違いが出ることはほとんどありません。

※各ガラス専門店によって多少の技術差はありますが・・・・

次に作業時間の比較です。

作業時間はほとんど変わりませんが、お客様がお車を店舗に持っていき、修理されるのを待って、お車が手元に戻ってくるまでの時間で考えてみます。

ディーラーや自動車修理工場の場合

お客様からお車をお預かり⇒ガラス専門店に修理依頼⇒修理⇒お客様にお車を返す

という流れですが

ガラス専門店の場合

お客様のご自宅で修理⇒作業終了

ガラス専門店では、作業中の待ち時間はありますが、基本的にはご自宅で待って頂きますのでその間に家事をやったり、テレビを見てくつろいだりと、ご自宅で自由に過ごして頂いてる間に作業が終わります。

自動車ガラスの交換ってどうやって価格を決めるの？

車のガラス交換はメーカーが設定したそれぞれの項目に対する定価が基本となります。

基本的には

ガラス代金+ガラス交換工賃+必要部品の合計額がお客様のお支払い金額となります。

ガラス代金、ガラス交換工賃、必要部品には車種ごとによってメーカーですべてに定価が細かく設定されています。

ほとんどのお店はこの合計額を「フロントガラス交換一式」という名目でお客様に請求しますが、内訳は上記画像のようになっています。

※ガラス代＝交換される新しいガラスの代金
※ガラス交換工賃＝お車のガラスを交換する際の作業代金
※必要部品代＝フロントガラスに周りについているモールやクリップ等の交換する際に必要な部品

その他にも
フィルムアンテナがついているとプラス○円
フロントガラスにボカシが入っているとプラス○円
寒冷地付きだとプラス○円
レインセンサー付きだとプラス○円
などの諸経費がプラスされていきます。
また、ガラス処分代という名目でプラス○円を上乗せしてくる場合もあります。

次は、なぜガラス専門店で修理するとお支払いが安くなるのか解説していきます。

ガラス専門店が安い理由

ディーラーにガラス交換を依頼すると、すべてが定価で請求されてしまいます。
ガラス専門店からディーラーに請求する金額は定価よりはるかに安いので、その分の差額がディーラーの中間マージンとなります。

自動車修理工場にガラス交換を依頼すると、ディーラーよりは安いと思いますが、ガラス専門店から請求された金額に上乗せしてお客様に請求します。
その分の差額が自動車修理工場の中間マージンとなります。

上図の通り、中間業者がいないので、ディーラーや自動車修理工場を同じ作業内容で低価格にすることができるのです。